CPUは安定に使えるようにマージンを残して販売されています。それゆえにオーバークロックが可能になります。しかし、オーバークロックは定格外で動かすために故障しても保障は受けられませんし、一見成功したように見えても動作が不安定になったり、パーツの寿命が縮まったりします。定格動作で満足している人は無理してしない方がいいです!!
それでも、PCの動作を少しでも機敏にしたい、限界に挑戦してみたいという方はやってみてもよいかもしれません。ただし、もし問題が発生しても、それは自己責任ということをお忘れなくお願いします。
オーバークロックはFSBや倍率を変更によって、定格外で動作させます。ただ倍率は変更できない場合が多いので、基本的にはFSBを上げていきます!
FSBの上げ方としては、主にBIOSでFSBを上げる方法を採ります。あとは、ソフトウェアを使用する方法もあります。ここでは、BIOSの設定について説明していこうと思います。(FSBの設定はソフトウェアを使用して煮詰めるとよいかもしれません)
FSBを上げる前に、まずは AGP/PCI を66/33MHzに固定しましょう。固定しておかないと、これらもオーバークロック状態となってしまうため正常に動かなくなったり、最悪壊れる場合があるので注意しましょう!
次にメモリの計算をしましょう。メモリはFSBの上昇とともに、クロックが上昇します。そのため、そのままではCPUよりも先にメモリの耐性が限界になることが考えられます!
Pentium4 2.4C と DDR400 の組み合わせを例に考えてみます。Pentium4 2.4Cは200×12=2400MHz で動作します。DDR400は 200×2=
400MHz で動作します。
ここで、FSB200 → 250にすることを考えます・・・
CPUは 250×12=3000MHz で動作します。
メモリ(DDR400)は、250×2=
500MHz で動作します。これはDDR500の性能が必要になることを示します・・・
そこで、BIOSの設定でDDR333やDDR266に変更します!
DDR333の場合: 250 × (333÷400) × 2 =416.25 MHz
DDR266の場合: 250 × (266÷400) ×2 =332.5 MHz
このように考えると、DDR400のメモリをFSB250で使うには・・・
BIOSでDDR266に変更しなければいけないことが分かると思います!!
FSBを上げるときには、それに見合ったメモリの能力になるように計算しましょう!
最後に、ポイントをもう2点挙げておきたいと思います。まず一つはオーバークロックは発熱を伴うので、冷却に注意することです!リテールのファンは定格で使用することを前提に作られているようなので、もしかしたら冷却能力が足りなくなってしまうかもしれません。
二つ目は、CPUの電圧についてです。CPUは電圧を上げることで、オーバークロックの耐性が定格電圧よりも高くなる傾向にあります。ただし、電圧を上げすぎるとCPUが壊れる危険性がより高くなりますので注意してください。